信州と「一遍聖絵」郷土誌「長野」に掲載される予定の原稿です。 かなりマニアックな内容です。 「一遍聖絵」に描かれる信州 小松 良則 目次 はじめに「一遍聖絵」とは 一遍智真の生い立ちと真教 一遍と信州 伴野の市庭 佐久郡小田切の里 佐久郡大井の館 佐久の大井氏、伴野氏 踊念仏と佐久の三場面...
「汝人を害することなかれ」 明治政府とボアソナード 2018年4月1日遂に発売!!法政大学や明治大学、関西大学を創り出したボアソナードの思想とは 明治初期の法典編纂過程を描いた 初の歴史小説ついに刊行!! 内容紹介 日本近代法の父・ボアソナード。彼は日本に何を伝えたかったのか。近代国家誕生の過程と井上毅、大久保利通などの政治家の動向を俯瞰的に描いた歴史小...
出版のお知らせ!!明治維新より150年目の年にあやかり、明治時代のころの本を出版しました。 何を血迷ったのでしょうか、しかも小説です。 明治の初め、日本に近代法を根付かせようとフランスから訪れた お雇い外国人のお話です。 最初3年の予定が結局22年間日本に滞在し、法制度創成に邁進します。...
明治維新とボアソナード その5明治四4年12月 パリにて ボアソナードとシャルル・ジロウー 来日の2年前、パリ大学 法学部准教授のボアソナードは法学部視学総監シャルル・ジロウーより日本の鮫島公使を紹介された。出来上がったばかりの若い前近代国家、東洋の片隅にある日本で西欧並みの法律と制度を創作ってくれとの...
明治維新とボアソナード その4フランス法採用を強引に推し進めたのは初代司法卿、江藤新平だった。 この国に今もっとも急がれるのは制度・法制度の整備であると江藤は信じた。そしてその信念に従った。フランス法に込められた流れる自由と人権の思想が江藤の心を湧き立たせた。 明治4年に民法会議...
明治維新とボアソナード その3不平等条約 明治6年〇10月、ボアソナードの到着する1ヶ月ほど前に征韓論争が勃発した。 朝鮮に対し修好条約の調印を迫ろうとする西郷隆盛らに対し、内政を優先させるのが先決であるとして、大久保利通はは西郷の朝鮮使節の派遣に反対した。結果、明治政府の中枢を占めるていた江藤...